新谷優, Oona Cha

日本では甘えは大人の対人関係に重要な役割を果たすことが知られているが、甘えは日本固有の現象ではなく、独立性を重視するアメリカでも存在しうる。 アメリカと日本では、時間の経過に伴う寛容さの変化のパターンは似ているものの、大人の甘えに対する寛容度は大きく違う。 韓国ではなぜか日本やアメリカとは異なったパターンが見られる。 韓国と日本は、相互依存的・集団主義的な文化として、比較文化研究では同一視されることが多いが、韓国の友人からの甘えに対する許容度は日本のそれよりもはるかに高い。